こどもエコクラブの活動が毎日小学生新聞と毎日中学生新聞に紹介されました |
|
|
毎日中学生新聞2003年6月3日(火曜日) |
毎日小学生新聞2003年5月28日(水曜日) |
毎日新聞が発行している小学生新聞と中学生新聞ではこどもエコクラブの活動を紹介していますがこのたび「おおたかの森こどもエコクラブ」が紹介されました。記事の内容は同じですのでここでは小学生新聞の記事を転載します。 |
守りたい!おおたかの森 |
埼玉県所沢市など4市2町「おおたかの森こどもエコクラブ」 |
埼玉県所沢市、狭山市、大井町など同県西部の4市2町にまたがって、絶滅が心配されているオオタカが生息する森があります。その森を守るための活動をしているのが「おおたかの森こどもエコクラブ」です。 |
手作りの炭やキノコ売り、森を買う資金に |
現在のメンバーは小学生27人を含む35人。9年前から大人たちが森を守る活動をしていましたが、子どもたちにも引き継いでいこうと2000年5月にできました。
森を探検し「つながり」を考える
「おおたかの森」の広さは全部で560ヘクタールで、アオハダやコナラ、アカマツなどいろいろな木が生い茂っています。オオタカやキツネ、野うさぎなど野生の生き物もたくさんいますが、この森が産業廃棄物の処理施設や資材置き場、墓地などの開発のために次々と削られています。
メンバーたちは森を守るために、森の中を探検しながら生き物を調べたり、ごみ拾いをしています。また、森で切られた木を焼いて炭にしたものや、自分たちで栽培したキノコを売って森を買う資金の一部にしています。メンバーたちは活動をする時、必ず「つながり」を考えるようにしています。森を探検して、地面に落ちている花を見つけたら、上を見ます。ただ花だけを観察するのではなく、どの木から落ちた花なのかを調べ、その木の名前や、その木にはどんな生き物が集まってくるかといったことを考えるのです。さらに、その生き物を食べる動物は何かと、次々に考えていくことで、森の中の生き物たちの「つながり」に気付きます。
7月20日の「海の日」には、森を流れる川の浄化もします。川は海へと注いでおり、これも「つながり」です。浄化には、メンバーたちが焼いた炭を使い、炭を大きな網の袋に入れ、川底に敷き詰めます。
1年間汚れを吸って重くなった炭を引き上げ、新しい炭と入れ替えます。汚れた炭は細かく砕いて畑の肥料にします。川は少しずつきれいになってきました。「将来はホタルがすむ川になるといいなあ」とメンバーの夢は広がります。
ダイオキシン被害後の森地図に
昨年から森の一部「くぬぎ山」の地図作りもしています。くぬぎ山はたくさんの産業廃棄物の焼却によって、有害なダイオキシンが出ることで有名になってしまった森です。
今は焼却は行われていませんが、二度と森の自然が壊されないように、そして、他の森でも同じようなことが起こらないようにと願いをこめ、自分たちの目で見た森の現状を地図にして残しています。
「自分たちができることで森を守ろう」。メンバーたちの活動は続きます。
|
サポーターから
足立圭子さん 「大人も子どももいっしょになれば自然は守れるし、育てられる。もっと仲間を増やしたい」 |
|
|
”自分たちができること”で森を守るメンバーたち |
自分たちの目で見た森を地図にするメンバー |
<こどもエコクラブの問い合わせ先>
〒100−8051 毎日新聞社 こども環境・文化研究所「こどもエコクラブ」係(住所不要)
電話03・3212・0267 ファックス 03・3212・5141
Eメール kodomoken@mbx.mainichi.co.jp
□こどもエコクラブ全国事務局は
〒105−0003 東京都港区西新橋1−7−2 虎ノ門高木ビル7F
(財)日本環境協会 電話 03・3508・2651
ホームページURL=http://www.env.go.jp/kids/ecoclub/
|
【戻る】 |