NEWS-No.42
資材置き場跡地の再生活動の様子が読売新聞に紹介されました。
[2008年11月27日(木曜)読売新聞朝刊埼玉版より転載]
 市民団体、荒れ地を林に
所沢 募金集め資材置き場跡地購入

 所沢市の市民グループが、募金などを集めて2月に購入した約7400平方bの資材置き場跡地を平地林に再生しようと活動を続けている。
 資材置き場跡地は、所沢市北岩岡の「鎌倉街道沿い緑地」地区内にある。元々は平地林だったが、1995年に解体業者が借地して木々を伐採。家屋廃材などを集積したり、焼却したりしていた。数年後に倒産し、そのまま野ざらしに。土地所有者が自費で廃材を撤去したが、6割はそのまま残っているという。
 平地林を復活させようと、市民グループ「おおたかの森トラスト」(足立圭子代表)を中心に6月、土混じりの廃材の山にアカマツ180本を植えた。敷地内の赤土の山を崩すなどして水辺も作った。今後はコンクリート地面に開けた穴に腐葉土を入れて、クヌギやコナラなどを植樹する予定だ。
 所沢市向陽中1年生の約20人は26日、社会体験活動の一環として、赤土の山を切り崩すなどの作業を始めた。生徒たちは「作業は疲れるけれど、何年後かに森がよみがえればいいな」と汗を流した。
 足立代表は「小中学生や幼稚園の子どもたちが、すでに再生活動に参加してくれており、地域住民の協力も心強い。森の再生に自信を持ててきた」と話している。
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