森の再生地にノスリが!
朝日新聞’09年12月27日朝刊に再生地に現れたノスリの記事が載りましたので転載します
NEWS-N0.46
再生中の森
ノスリ目撃

 市民らが森の再生に取り組む所沢市北岩岡の敷地で、タカ科の野鳥ノスリがエサをついばむ姿が目撃されている。環境団体「おおたかの森トラスト」(足立圭子代表)は「自然が戻り始めた証しだ」と喜んでいる。
 同団体によると、ノスリが目撃されたのは11月20日ごろから。10分〜1時間かけて、1羽が木や塀に止まってエサを探し、舞い降りて、モグラやネズミ、昆虫などのエサを食べているという。
 敷地は広さ約7400平方メートルで、もとは資材置き場だった。08年2月、環境保全のために同団体が募金を集めて購入した。近隣の幼稚園児や小中学生らと、アカマツ約180本やコナラ約50本などを植えたり、メダカなどが生息する水辺を作ったりしている。
 ノスリは北海道から四国の低山で繁殖し、冬には平地におりてきてエサを探す。足立代表は「数が減っている種で、こんな近くに現れるのは珍しい。周囲に森が残っており、再生中の敷地にエサになる生き物が増えているためでは」と話している。


エサを探すノスリ=12月7日、所沢市北岩岡、
おおたかの森トラスト撮影

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