NEWS-N0.47
東京狭山線工事始まる!
オオタカのすむ赤坂の森を分断

 赤坂の森でストップしていた県道東京狭山線の工事がいよいよ1月中旬から始まりました。
 赤坂運動公園の西側から秋草学園東側を抜けるコースで森の伐採が始まり、写真のように大きく切り開かれています。こうなることは予定通りで分かっていたことですが、やはり残念としか言えません。赤坂の森では毎年オオタカが営巣しています。すでに繁殖の時期に入っています。工事の影響が出なければ良いのですが・・・とても心配です。埼玉県には「埼玉県オオタカ等保護指針」というものがあります。法律ではないので罰則はありませんが、埼玉県自らが決めたものです。
指針のはじめにには「オオタカの生息できる環境を守り、また身近にそのような豊かな自然環境を持続させることは、「環境優先・生活重視」の基本理念の一つの姿であり、そのための手引きとしてこの指針が役立てば幸いであります。」また、ワシタカ類を保護する意義の中に「ワシタカ類は、地域の生態系の質や変化を測るバロメーターとして重要である」とも書いてあります。生態系の頂点にいるオオタカがすんでいる森はそれだけ生態系が豊かな証拠です。いつまでもこの森をオオタカのすめる森として残したいものです。

北方向
南方向
撮影 オオタカの森トラスト

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