おおたかの森・春夏秋冬

オオカマキリとアキアカネ(2009年9月20日)
ツマグロヒョウモンの羽化(2006年10月14日)
ホトトギスの花 ヌルデの実
ノウタケ 何を思う アキアカネ 

秋の森はきのこの花盛り(?) 秋の味覚・山栗  おいしいよ!
木漏れ日の森・色ずくのはまだ先・・ ガマズミ
林内の明るい場所にリンドウが・・・ 雑木林の顔・クヌギの実
色づく くぬぎ山 ヤマウルシの紅葉はみごと
黒が目立つゴンズイの実 イチモンジチョウのサナギ(10月)
11月に成虫となって飛び立ちました
 ついこの間までとても暑かったのがあっという間に気温が下がり、おおたかの森も秋の姿を見せ始めています。林床には赤、黄、白とさまざまの きのこ・土の子が顔を出し、あちこちに山栗の実が落ちて、栗拾いをする人影も見えます。ヌルデ、ガマズミやアオハダの赤い実が雨上がりに宝石のような輝きで訪れる人を楽しませてくれます。林内の手入れをされた明るい場所に咲く薄むらさきのリンドウの花はとても可愛らしい姿です。11月に入りおおたかの森も次第に色づき始めます。今年は10日〜16日の一週間で森の色が変わりました。
 2006年の秋はコナラのドングリがとても少なかったのですが2007年はとても多くて足の踏み場がないような場所もあります。
オオカマキリとアキアカネ  2009年9月20日(日)再生地にて
 おおたかの森の再生地内でのできごとです。丸太のてっぺんにとまってじっとしているオオカマキリ。アキアカネが近づきました。アキアカネはカマキリに気がつかないのか、あっという間にカマキリの長い鎌(足?)でつかまれてしまいました。自然界の摂理とは言え、弱肉強食の世界を目の当たりにして厳粛な気持ちになりました。この日再生地にはアキアカネの大群が舞っていました。植樹した木や目印に立てた竹の棒のほとんどの先端に1匹づつとまっていました。再生地には立派な池ができて、いろいろなトンボが来ています。(photo by adachi)
ツマグロヒョウモンの羽化  2006年10月14日(所沢市上新井)
 2006年10月14日、ツマグロヒョウモンの羽化を観る事ができました。残念ながらサナギから出る所は気がつきませんでした。気がついた時には全身がサナギから出て羽が少しカールしている状態でした。ブロック塀に7個のサナギが付いているのに気がついたのは9月30日でした。その後1匹が羽化して飛び立つのを観ました。しかし先週の大雨の時に幾つかのサナギが行方不明になり、1個は道路に落ちていましたのでプラスチックのケースに入れて部屋の中に置いておきました。10月14日の朝、プラスチックケースの中で羽化し終わっているのに気がつき、もしかしたらと考えて塀のサナギを観てみましたがまだ変化がありませんでした。用事があって出かけて11時20分頃帰宅したら塀の外で2個のサナギから羽化していました。
その後はずっとサナギについて写真を撮り、午後1時過ぎに飛び立つまで目が離せませんでした。
 幼虫は一晩でサナギになるようです。夕方、幼虫が塀にじっとしていましたが翌朝にはサナギになっていました。幼虫は黒地に赤い線がある毛虫でたくさんいて気持ちが悪いと言って、家族は処分していましたがきれいな蝶に変わるのを観てからは幼虫がいてもそっとしておくようになりました。
 ツマグロヒョウモンの分布域は図鑑によると本州西南部以南になっています。以前は所沢ではあまり見られなかったようですが、最近は結構普通に見られるようになりました。地球温暖化の影響でしょうか?食草はスミレ科のスミレ類です。羽化した場所にも周囲にたくさんスミレがありました。
(inoue)
午前11時25分、羽がカールしている 午前11時50分、羽が伸びる
午後1時01分、羽を広げる 午後1時07分、飛び立って庭の樹に
ツマグロヒョウモンの幼虫 金色がきれいなツマグロヒョウモンのサナギ
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