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  森を守る緊急募金のお願い              

所沢と狭山にまたがる「北中・水野の森」は、県内でも有数の平地林で、絶滅の恐れのある動植物を始め、多くの野生の生き物が生息しています。
 2月中旬、ある地主さんから「所沢市域の森を売りたい」と話しがありました。

面積2,640u(約800坪)・期限420日・金額3,420万円!!

市と県とは何度も話し合いをしました。この地域は県条例「ふるさとの緑の景観地」区域ですが、現地は指定を受けていないので税金での購入はできません。これから指定を受けても2年以上かかり、420日の期限には間に合いません。

6,5メートル道路に面しコンビニや福祉施設の建設は可能で、現に道路の向かい側には福祉施設が3カ所建ち、ここが開発されると森はどんどん小さくなります。

1994年、埼玉県生態系保護協会所沢支部が中心になって「おおたかの森トラスト」を立ち上げ、幼稚園・小中学校とも一緒に保護活動を行っています。募金で購入した土地は6カ所9,240u、北中・水野の森では3カ所1,160uです。トラストの募金残は1,200万円、あと2,220万円420日までに集めて森を守らなければなりません。どうぞご協力をお願い致します。

募金の受付先 郵便振替 00150-1-769628 おおたかの森トラスト

 今回の緊急募金に関するニュースは毎日新聞、埼玉新聞、読売新聞等で掲載されました。下記に読売新聞の記事を転載します。
               雑木林取得へ募金
                   おおたかの森トラスト

所沢や狭山市周辺に広がっている武蔵野の雑木林保全に取り組んでいる所沢市の市民団体「おおたかの森トラスト」(足立圭子代表)は、所沢市東狭山ヶ丘にある雑木林「北中・水野の森」の一部を取得するための募金活動を始めた。
 同団体は1994年の設立。募金集めなどをしてこれまでに計4240平方メートルを購入した。今回、取得を目指しているのは農家が所有している2640平方メートルで、価格は3420万円。周辺で用地を取得している県や所沢市に協力を要請することも考えたが、相続の関係で4月20日までに支払わなければならないことから募金活動をして取得することにした。 
 同団体にはこれまでの活動で1200万円の資金があるため、約2220万円を集めたいという。足立代表は「この雑木林を買わなければ店などができてしまうはずだ。周辺を保全するためにも購入して雑木林を守りたい」と協力を呼びかけている。問い合わせは同団体(090−3521−7747)。
                             (平成25年3月7日読売新聞朝刊より転載)
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