所沢市「北中の森」(東狭山ヶ丘分)10,584㎡を購入
2015年12月と2016年1月、所沢市と県は、「県のふるさとの緑の景観地条例」指定の「北中・水野の森」の東狭山ヶ丘地区内10,584㎡を購入しました。近くには2014年12月、所沢市と県が購入した約1haの森、隣には皆の募金で購入した「おおたかの森4号地」、西側に「おおたかの森5号地」、南側の老人施設との道路沿いに「おおたかの森7号地」へと広い面積が保護されました。応援ありがとうございます。
☆ ☆ ☆ ☆
所沢市北中と東狭山ヶ丘、狭山市南入曽と水野にまたがる「北中・水野の森」約65haは、「県のふるさとの緑の景観地」ですが、指定を受けていないと県と市は購入することができません。墓地計画があった場所や他の地区も指定を受けていないので、資材置き場や老人施設、巨大太陽光パネルへと姿を変え、森が減っています。指定には地主さんの協力が必要です。
☆ ☆ ☆
☆ こどもエコクラブ メンバー募集
☆ 「自然をよく見て、調べて、守り育てよう」と子ども達がノコギリやスコップ等の道具を使い、年間を通して自然を守り育てる体験活動。対象は幼児から高校生、小学生以上はお子様だけでも参加できますが、幼児は保護者同伴です。おおたかの森は各地にまたがり、それぞれ特徴も違うので季節毎に様々な活動を行います。2015年3月埼玉県環境大賞優秀賞受賞。
☆
☆ 活動:毎月第3日曜日(7月は海の日)
☆ 申し込み締め切り:5月11日
☆ 電話:090-3521-7747
☆ メール:ootakanomori@jcom.home.ne.jp
☆
☆ 会費:年間700円 保険料450円
☆ 持ち物:弁当、水筒、タオル、筆記用具、雨具
☆ 服装:汚れてもいい長袖長ズボン、帽子
☆ 第1回 5月15日(日)雨天中止
☆ 活動場所:くぬぎ山
☆ 集合:10時くぬぎ山・駒ヶ原(地図を参考に)
☆ 9時20分新所沢駅東口交番横、
☆ 本川越駅行きバスシチズン前下車徒歩
☆ 解散:14時 現地
プール掃除の前に!
学校のプールには、トンボの幼虫「ヤゴ」がたくさんすんでいますが、プール掃除で水を抜くと、下水に流され、死んでしまいます。水を抜いて少なくして網ですくい、水槽や発泡スチロールの箱にプールの底の土と水を入れ、割りばしなどを立てると、ヤゴはよじ登りトンボへと変身!どんなトンボになるか楽しみ。こども達と試してみてはいかがですか。ご不明な点は連絡ください。
2015年度の活動報告
くぬぎ山地区自然再生協議会
くぬぎ山の平地林を生きもの豊かな森にする年2回の活動です。
9月27日(日) 第11回
所沢市が購入した駒ヶ原の草地に集合、藤本所沢市長からくぬぎ山の経緯を聞き、参加者96名が2カ所で作業を行いました。
①狭山市堀兼の自然再生地は、産廃焼却炉跡地を狭山市が購入して、土の入れ替えを行い、自然を取り戻す拠点になっています。アカマツの実生苗と補植したアカマツ苗が元気に育つように、外来植物のセイタカアワダチソウやアレチヌスビトハギ、ツル植物のクズを選んで抜いたおかげで、在来植物のハギや野草が増えました。
②所沢市駒ヶ原の草地は、6月、清進小6年生がアカマツ苗の植樹をしています。アカマツが元気に育つように、周りの外来植物キクイモとセイタカアワダチソウ、クズを抜きました。
12月20日(日) 第12回
所沢市駒ヶ原の草地に集合、参加者150名が4か所で作業を行いました。
①今回初めて作業を行う狭山市堀兼の自然再生地D(産廃跡地)では、前もって美原中1年生が外来植物とクズの除草をしてくれたので、アカマツ苗50本を親子と中学生とこどもエコクラブ、小谷野狭山市長と藤本所沢市長も一緒に植樹ができました。
②上赤坂で2年前に萌芽更新した民有地では、実生で育ったアカマツに陽を当てるため、周囲の低木を切りました。クヌギどんぐりを持ち帰り家で育てて、再度くぬぎ山に植樹する「クヌギの里親活動」がスタート、どんぐりを探して持ち帰りました。
③所沢市駒ヶ原の樹林地の一部を伐採して林の若返りを図る萌芽更新が行われ、大人に交じって中学生が太い丸太をノコギリで切り、運び出しに大活躍。
④所沢市駒ヶ原の草地では、あたり一面根を張ったクズを見つけて抜きましたが、思ったより多く、小中学生が手押し車でよろけながらも一生懸命運びました。
学校ビオトープコンクール
2015年全国学校ビオトープコンクールで所沢市立清進小学校と所沢市立安松小学校は日本生態系協会賞を受賞しました。
◎清進小学校は、誰もが参加できる月1回のビオトープサポート活動と4年生の総合学習、2年生の緑のビオトープカーテン、6年生はくぬぎ山でアカマツ植樹と保全活動を行っています。
◎安松小学校は、各学年が毎月交代でビオトープ体験授業、毎月地域のビオトープサポーターと保全活動、3年生は総合学習で公開授業を行いました。
風の森・狭山台みどり幼稚園
年中組3クラスが毎月「森のお仕事」に。所沢市・駒ヶ原でクズやセイタカアワダチソウとキクイモ抜き。狭山市自然再生地では真夏の太陽の下、セイタカアワダチソウとクズ抜き、北中・水野の森では小学生が植えたアカマツ苗を元気にするためノコギリを使って周りの木を切る。森の再生地でキノコの駒打ち。体は小さくても大人顔負けの仕事ぶりです。
所沢市立北中小5年生
北中小5年生は、初めての体験授業で学校から徒歩15分、おおたかの森4号地・5号地・7号地と所沢市購入の森で活動。植樹してあるクヌギやアカマツの苗が元気に育つようヒノキやシラカシを伐り、棘の痛いキイチゴをたくさん抜き、大型ゴミも拾いました。
所沢市立宮前小4年生
宮前小は北中・水野の森のすぐ近く。
5月の森を探検。イモムシ、毛虫、チョウ、キノコを食べる虫、土の子等。赤いキイチゴが甘かった。
所沢市立宮前小5年生
北中の森で活動。6月は5号地と所沢市購入の森で、ヒノキの幼木を抜き種から生えた小さなアカマツを助ける、1月は7号地、雪の残る森でヒノキ伐り、3月は4号地と所沢市購入の森で、大雪で倒れかけたアカマツを引き上げ竹で支柱を添える、皆で力を合わせた活動でした。
所沢市立西富小4年生
10月は、北中の森の4号地と5号地と所沢市購入の森で、冬になるとチクチクと痛い種がつくササクサを抜いて袋に閉じ込め、種から育った小さなアカマツに日光を当てる。
12月は、7号地でヒノキとサワラ伐り、1月12日はシラカシを伐り、26日は、以前に墓地計画が中止になった狭山市購入の水野の森でアカマツを元気にするシラカシを伐って杭棒にしました。
狭山市立入間野小5年生
コーセー近く県道沿いのおおたかの森トラスト3号地と近くの林で3回、林の中にも太陽が届くようにササ刈り、ネズミモチやヒノキ、シラカシを伐って虫元気で積み上、種が付くアメリカセンダングサや棘で痛いキイチゴを抜きました。
所沢市立所沢中1年生12名
8月3日、真夏の暑い中、熱中症に注意して活動をしました。くぬぎ山自然再生地で外来植物抜き、午後は森の再生地で薪割り。4日、狭山市南入曽の森でササを刈り、森の再生地の水辺の周りの土手の改修。5日、鎌倉街道沿いに積もった土砂を取り除き、午後は再度薪割りに挑戦。原クリニックから届いた竹の募金箱を開けて金額を計算しました。
所沢市立富岡中2年生8名
10月14日、北中の森でササクサ刈りとアカマツ実生苗周りの手入れとゴミ拾い。15日、森の再生地で太い丸太の薪割りに挑戦、周囲の森のゴミ拾い。16日、くぬぎ山駒ヶ原でセイタカアワダチソウ抜きとキクイモ掘り、森の再生地でヒノキ丸太を切って再度薪割り。キクイモを茹でて試食したところ甘くておいしかった。
所沢市立美原中1年生10名
11月10日北中の森、植樹したクヌギ、アカマツ周りの手入れ、森の再生地でキノコのホダ木の手入れとキクラゲの収穫。11日、狭山市南入曽でヤマウルシに注意して倒木の処理とヒノキを伐る。12日、くぬぎ山自然再生地Dでは12月のくぬぎ山自然再生活動の準備で外来植物とクズを抜き、昼食はカレーを薪で炊いて食べ、午後は森の再生地で薪割り。
所沢市立向陽中1年生11名
11月25日、水野の森でアカマツ周りの低い木を切る、午後は森の再生地に戻り、鎌倉街道沿いのゴミ拾いと道の土砂を取り除く。26日、森の再生地で薪を割り、タマムシの虫元気をつくる。
27日、くぬぎ山駒ヶ原でクズを抜き、キクイモを掘る。午後は森の再生地でホダ木の手入れとクワガタムシの虫元気の手入れ。
☆紙面の都合で全てのボランティア活動を紹介することができませんでしたが、おおたかの森トラストのホームページでお知らせしていますのでご覧ください。
ボランティアにご参加を!
毎週月・木と第一日曜日の10時から15時ですが、他の日でも活動は行います。ご希望の日をご連絡下さい。特に春と晩秋、椎茸の採れる時期は大歓迎です。
|