①くぬぎ山におおたかの森8号地購入
くぬぎ山は、狭山市、所沢市、川越市、三芳町に広がる152ヘクタールの平地林でしたが、大型の産廃施設や墓地、資材置き場などができ面積は減っています。
今回、狭山市上赤坂の地主さんが、面積2,270㎡を金額は650万円で売りに出すとの話がありました。両隣は、県の「ふるさとの緑の景観地」ですが、当該地は指定を受けていません。
狭山市は購入できないとの返事でした。私たちが買わなければ伐採・開発となり、自然は守ることができないので、緊急の募金活動を始めました。
風の森・狭山台みどり幼稚園の保護者の方々、所沢の古民家「柿の木の下で」では店先にパネル展示と呼びかけ、
こどもエコクラブ、その他多くの方のご協力を得て、ようやく目標額を達成し、10月25日購入できました。
ご協力いただきありがとうございました。
こどもエコクラブ メンバー募集
「自然をよく見て、調べて、守り育てよう」と自然を守り育てる体験活動で、ノコギリやハサミ、スコップカケヤを使い、外来植物を抜き、ササ刈り、植樹、木の伐り出し、炭焼き、川の炭の入れ替え、椎茸の駒打ちなどです。2015年埼玉県環境大賞優秀賞受賞。今年は、森の再生地にトンボの水辺もつくります。
対象は幼児から高校生、小学生以上はお子様だけでも参加できますが、幼児は保護者同伴です。
活動:毎月第3日曜日(7月は海の日)10時から14時 ◎会費:年間700円 保険料510円
活動する森は毎回変わります。
申し込み締め切り:5月17日
電 話:090-3521-7747
メール:ootakanomorihe@ybb.ne.jp
持ち物:弁当、水筒、タオル、筆記用具、雨具
服 装:汚れてもいい長袖長ズボン、帽子
第1回 5月21日(日)雨天中止
集合:①9時20分新所沢駅東口交番横、
本川越駅行きバスでシチズン前下車徒歩
②10時くぬぎ山・駒ヶ原(地図を参考に)
②所沢市は「北中の森」の3,600㎡購入
「北中・水野の森」は北中運動場から南入曽車両基地にかけての生物の多様性が豊かな平地林で、県が「緑のふるさと景観地」に指定しています。所沢市は、2016年度に3,600㎡を購入しました。これまでに所沢市が購入した「北中の森」の公有地面積は、8ヶ所3,9ha、特に、ここ3年間は毎年購入しています。「おおたかの森トラスト」も、これまでに北中の森では、4ヶ所3,800㎡を購入し、公有地分と合わせて、学校の体験授業、こどもエコクラブ、幼稚園児、地域の方と保全活動を行い、豊かな森へと変わり始めています。
③所沢市は「森の再生地」周辺5haを「里山保全地域」に指定
所沢市は、旧鎌倉街道周辺の平地林5haを「里山保全地域」に指定しました。この地域はフラワーヒルやネオポリスの住宅地に近く、市の説明では、福祉施設や資材置き場としての転用が多く見られ、樹林地が失われてきましたが、市民団体(おおたかの森トラスト)による自然再生(森の再生地)が進められ、多様な動植物の生息も確認されている大切な場所になってきたので「里山保全地域」に指定しました。「里山保全地域」は所沢市が新しく定めた独自の保全条例です。
「森の再生地」は、解体業者がゴミの焼却を行いましたが、倒産後しばらく放置され、9年前に「おおたかの森トラスト」が募金で購入、土壌から有害物質は検出されなかったので、再生活動に取り組み、地域の方と植えた樹木と実生からヤマザクラ、ミズキ等、希少な野草も増え、オオタカやツミ、フクロウも訪れます。
④小中学校の保全活動
★所沢市立清進小学校6年全員がくぬぎ山でアカマツを元気にする保全活動
★所沢市立向陽中学校1年生15名
11月30日~2月2日 社会体験活動
★狭山市立中央中学校1年生と2年生17名
12月6日~8日 社会体験活動
④所沢市立東所沢小学校5年が募金活動
3月14日(火)朝から雨の寒い日でしたが、募金活動が始まる2時には雨も止み、東所沢小5年2組全員が東所沢駅前で「所沢の森を守るために募金を集めます。集まったお金はおおたかの森トラストへ寄付します。おおたかの森を守る募金にご協力おねがいしま~す」と大きな声で通る人に呼びかけました。
皆で描いた大きなポスターとチラシ、手作りの募金箱を抱え、1時間の募金活動で58,661円が集まり、3月21日教室で手渡されました。
東所沢駅前で募金活動する5年2組の皆さん
⑤くぬぎ山地区自然再生協議会
第13回保全活動 10月2日 104名
狭山市堀兼の自然再生地(旧産廃施設跡地)では、外来植物のセイタカアワダチソウやアレチヌスビトハギ抜き、所沢市「くぬぎ山・駒ヶ原の森」では、アカマツ実生苗の保護と外来種のキクイモとクズを抜きました。
第14回保全活動 12月18日 105名
所沢市下富の「くぬぎ山・駒ヶ原の森」は、2回目の萌芽更新作業を、大人に混じって中学生・高校生が声を掛け合ってロープを引き、チームワークを発揮。4年前に萌芽更新の狭山市堀兼の民有地では、実生のアカマツ苗に陽が当たるよう、こども達がノコギリを使って小さい樹木を伐り出し、ケガもなく終了しました。
|