7月29日(土) 「みどりの森と本の森と」

所沢市みどり自然課と所沢図書館富岡分館の共催でイベントが行われました。おおたかの森トラスト代表足立圭子さんの「おおたかの森に関する自然やいきものについて」の講話、その後参加者全員で、旧鎌倉街道を歩いて「森の再生地」に移動、「自然とのふれあい」を楽しみ、こどもも大人もたくさんの新しい発見と出会いの一日となりました。

①所沢図書館富岡分館館長から開会の挨拶と市みどり自然課担当者から所沢市が進めている「生物多様性ところざわ戦略」の説明がありました。
②初めに2022年秋「おおたかの森トラスト」が緑綬褒章受章のテレビ番組を鑑賞して、足立圭子さんによる「平地林の減少と保全、資材置き場跡地の自然再生」の状況、こどもたちの活動も含めパワーポイントを使い講演が行われました。
③講演会には藤本正人所沢市長と柴山正彦衆議院議員が聴きに来られたので、緑の保全についての課題と目標について感想をいただきました。
④14年前の森の再生地。市民の募金活動で購入した時の内部ですが、それ以前は産業廃棄物の焼却炉が2炉稼働し、黒い煙が出ていました。
⑤森の再生地の入り口には、14年前、こどもエコクラブのメンバーが思い思いに描いた絵が皆さんを迎えてくれます。
⑥大きな扉を開けると、以前とは違って緑がうっそうとしています。人が植えた木と鳥たちが運んできた種から育った木がたくさんになりました。
⑦かつてのゴミ山に植えたアカマツも大きく育ち、こども達はカエルやトンボやバッタなどの生きもの探しに夢中です。
⑧ナナフシが腕にとまってくれました。大喜びのお兄ちゃんに「僕にも!」とせがむ弟さん。
⑨「キャ!」と言いながら、小さなカマキリにも大喜び
⑩樹液の出ているコナラにはカブトムシやカナブン、そしてチョウが食事中、森の再生地にはたくさんの「虫元気」があるので、卵を産みに戻ってきます。
⑪大きな音を立てて飛んできた「タマムシ」も森の再生地で生まれ、卵を産みに戻ってきたところです。来年もたくさん飛び立ってくれるでしょう。
⑫お友達に支えてもらいながら、ノコギリで竹を切っていますが、初めての体験なので慎重です。
⑬切った竹をナタで割っています。もちろん初めての作業なのでゆっくり、慌てず。上手に割れました。
⑭割った竹の棒は、アカマツ苗がぐらぐらしないでまっすぐ伸びてくれるよう支柱に使います。大きくなったら森に行って植えましょう。
⑮池の前で全員集合。暑い中、長い時間ご苦労様でした。池ではヘビが泳いでいるのをみたそうです。